愛知・名古屋の総合探偵・興信所「ＬＡＳコーポレーション」愛知県公安委員会　探偵業届出証明番号　第54170074号

探偵CASE:1

小さな依頼人からの贈り物

ご依頼者：Sさんご家族

ある日、当探偵社へ名古屋市内にお住まいの小学生の娘さんとお母様、そしてそのお祖父さんが、深刻な顔でご相談に来られました。
相談内容は、浮気、離婚による相談でした。内容が内容だけに小学生の娘さんとお祖父さんは席を外しました。


相談内容は、この家のご主人が数ヶ月前から突然、家族での会話をしなくなり、何か会話すると、突然怒鳴りだして会話には殆どなっていない中、『離婚したい』といきなり言いだしたそうです。


後日、娘さんが慌ててお母さんのところに駆け寄り、そしてお父さんの携帯電話を覗いてしまったのです。
そこには、とある女性とのメールのやりとりが。


その事に慌てたお父さんは、携帯電話をロックし、さらに逆上！

そんなこんなの悪循環の中、このご家族が当探偵社へ駆け込んで来られました。


後日、名古屋在住ではないお祖父さんが、名古屋駅まで来ているので私に話がしたいと言うので当探偵社へご来所されました。


話をうかがうと、孫（小学生の娘さん）が、お父さんの離婚と他の女性がいたことにショックで、お父さんがまったく遊んでくれなくなった悲しみから、最近では登校拒否もしており、お祖父さん・お祖母さんに『私、お空にいきたい』と話をしていたそうです。


『孫がこんな思いをしていたと思うと心が痛い』と、お祖父さんはそんなお話をされました。実はもう一件、他所の探偵さんのところに相談されたそうですが、『孫がＬＡＳ探偵さんのところがいいと強く言っていたのでＬＡＳ探偵さんのところにお願いしたんです。だから孫と娘をよろしくおねがいします。』そう言ってお祖父さんは帰っていかれました。


早速、浮気調査を試みるも、なかなかご主人が浮気している日がなく、調査も難航。
しかし、ご主人の行動を必死で追跡しているうちに、かろうじて浮気現場をおさえることができました。

調査員達が現場で調査に奔走していた、とある日曜日、当探偵が会社にて仕事をしていた時の事です。

当探偵社のビルの守衛さんが
「ちょっとよろしいですか？
お、お客様？がお見えになっております。」

そうすると守衛さんの後ろからぴょこんと顔を出して、照れくさそうに立ってる小さな女の子がいました。

＜○○さまの娘さんだ！＞ＬＡＳ探偵はとっさに思いました。

お母さんに何か頼まれたのか、何だろう。なにがなんだか、こちらもわかりません。

そうこうしていると、その娘さん（以下、小さな依頼人様）が

「今、ＬＡＳ探偵さんの会社の近くにお母さんと用事があって来たんです。今、お母さん、一時間だけお仕事してくると待っているんですが、お母さんに内緒で来たんです！ＬＡＳ探偵さんにどうしても渡したくて。」

と言ってかばんから、お花とお手紙をそっと私に渡しました。

ーーー 小さな依頼人様

「お母さんにバレるから帰ります。お母さんに絶対に内緒にしておいてください！」
ーーー ＬＡＳ探偵さん

「う、うん。わかったよ。ぜったいに内緒にする。気をつけてね。」


お手紙を拝見しました。涙がでました。

ダリア

いただいたお花「ダリア」の花言葉は、『感謝』。

素敵ですねぇ。

よく道を迷わず来れたなーと、お小遣いをおそらく貯めて買ってくれたお花。

何も知らないふりをして聞かないふりをしても子は親をしっかりと見ているんですね。
小さな体と小さな心を痛め、どうしてもＬＡＳ探偵さんに伝えたかったんだなぁ〜という気持ちがいっぱい伝わりました。


レモンケーキというのは、お母さんの相談の時に別室で、私が頂き物のレモンケーキを差し上げたんですよね。お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、私とのやりとりで、この子は見てないようで全部見てたんですよね。

考えさせられます。

ＬＡＳ探偵さんも、この小さな依頼人様にお返事しました。


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大好きなＲちゃんへお手紙とお花、ほんとうにありがとう。


ＬＡＳ探偵さん、たくさん、たくさん、よろこんで感動しました。

Ｒちゃんは今、たくさん悲しいこと、小さな心で抱えています。

ＬＡＳ探偵さんもね、少し違うけど、いろいろありました。

でも、ふしぎでね、かならず、たくさん楽しいこともあるんだよ。

Ｒちゃんがおとなになったらその分、たくさん楽しいことがある、きっとね。

Ｒちゃん、お母さんを守ってあげてください。

守るというのは、今、Ｒちゃんができることは、たくさん友達つくって、

たくさん笑って、たくさん遊んで、たくさん楽しむこと。

そしてたくさん泣いていいんだよ。

昨日、会ったＲちゃんの照れくさそうな顔、ものすごくステキでした。

ＬＡＳ探偵さんは、Ｒちゃんをうらぎらないよ。ぜったいにね。

おかえしに、何日かたったら、お母さんに内緒でプレゼントと携帯電話番号をわたします。
そのプレゼント見てＬＡＳ探偵さんを思い出してください。

もしお母さんとケンカしちゃってもだよ、Ｒちゃんはひとりじゃない。

ＬＡＳ探偵さんがいる。Ｒちゃんをいじめるやつは、ＬＡＳ探偵さんが守ってあげる。

だから、思いっきり学校で楽しもうよ。

そして、もうダメだと思ったとき、ＬＡＳ探偵さんに電話しておいで。

ＬＡＳ探偵さん、ちょっと忙しい時もあるけどがんばっちゃうよ。

Ｒちゃんの笑顔が、ＬＡＳ探偵さんの幸せです。


ＬＡＳ探偵さんより
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実は、このお話はお母様には伝えました。

お花とお手紙をくれたものは良いものの、無事帰ったかどうか心配でしたので、そのお話をお話しましたら、お母様が号泣されておりました。

一ヶ月６００円のお小遣い。

こっそりとお金を貯めて買ってくれたのでしょう。

そしてお母様から小さな依頼人様は花言葉が大好きでいただいたお花も意味がこもっていたようです。

なにもしらないふりをしてお母さまがわたくしのブログを見て
「ＬＡＳ探偵のブログに綺麗なダリアが咲いてる〜」
って話したら、猛スピードでお母さんのところに駆け寄ってきたそうです。
「お母さん洗濯物取ってくるね」
スマートフォンで見ていた娘さんは一生懸命見ていたそうで、そっと様子を見ると目が真っ赤だったそうです。

お母様はそれから二時間程、その携帯を持って自分の部屋から出てきませんでした。きっと娘さんの行動に、とても感動されたのでしょうね。